外部の組織がSIとしてアジャイル開発を行うのは難しいかもしれません

これは、カンファレンスで最初の質問に答える中でのGuo氏による発言です。

これは以下の質問への回答の中でさらっと触れたはずです

開発をした人がシステムをメンテナンスするわけではないので開発に関するドキュメントも残しておきたい

http://www.publickey.jp/blog/09/post_77.html

Guo氏は外部組織がアジャイル開発を提供する際の難しさについて表題以上の事は発言していませんが、以下の発言を踏まえるならば明らかに運用チームや保守チームへの引渡に際して課題が多いことには間違いありません。

コードを書き始めた人は、なぜこのユーザーインターフェイスがそのようになっているのか分かりません。そして途中で機能が追加されるときも、なぜそのようなユーザーインターフェイスになるのか、元のユーザーインターフェイスを設計した人がいないと分からないでしょう。
だから、最後まで(ドキュメントが残るのではなく)デザイナーが人として開発に残っていることが大事です。

http://www.publickey.jp/blog/09/post_77.html

段階的に運用チームや保守チームが合流する方法が一般的かとは思いますが…。


やはりそこに立ちはだかるのは契約の壁。
商習慣とかそういうのじゃなくて、結局「何を約束するのか?」という意志決定は後回しにするほど面倒なことになるので、そこは可能な限り早い段階で決定したいもんです。