プログラマーが人を雇う理由

 そこで、彼が人を1人雇った場合を考える。
 人を雇った場合、彼の半分の能力を持っていれば上出来である。半分、というのは、もともとの素質の面もあるし、オーナーか雇われかというモチベーションの違いもあるので概ね妥当だと思う。決してこの従業員がボンクラということではなく、どうしたってそうなるものだ。

なぜ優秀なプログラマは人を雇わないか: 人生を書き換える者すらいた。

この人はおそらく優秀なプログラマーなんだろう。


優秀なプログラマーは大抵、自分が今うまくやってることをだれかにやってもらおうとする。
だから、自分との能力の差が問題になってくる。

自分基準で考えれば誰を雇っても払った金に見合ってない!って思ってしまうはず。


独立した後で人を雇う時ってのは、わざわざ自分がやらなくていい事を誰かにやってもらいたいって思った時じゃないとダメだと思う。


作業のほとんどがルーチンになってて、ホントに誰でもできるようにしておいたから、あとはそれに従うだけで日々収益上がるよ!って状態。

そうなっていれば上がる収益の範囲内で誰かを雇えばいい。手間が減って利益が確保できて丸く収まる。


「明日食えればいいや」って場合は別として、プログラマーとしてビジネスを続けたいと思うなら、プログラミングのスキルを向上させる努力と同じくらい、自分がやってる事を誰でもできる仕事にする努力が必要なんじゃないかな。